2016/04/29

4月の満月に友を亡くした

その日は 庭の水仙が初めて咲き 黄色がまぶしい春の朝の始まりでした
夜には 満月が昇り 水仙にたっぷりと月光が射し輝いていました

友を亡くした日でした

彼女が好きだった大きな密柑を返礼品として頂き
実を一房、二房と袋を丁寧に外して
むしゃむしゃと泣きながら食べてしまいました

彼女から 
「ミカンの実を包んでいる皮や白い筋はね、果実にはない栄養たっぷり
これぞミカンの白スジの秘密なのだ」
なんて教えてもらった事を思い出す

果実の袋は蝶の羽になって 満月を指標にゆらゆらと登って行きます
私はもっと 愉快な秘密を知りたかったよ

2016/04/20

伝言ゲームは小さなミスが必ず重なる



聞く耳を持っている人の伝言は受け入れたい
と思うわ

でもこんなに
大勢の方たちからの伝言は
伝言ゲームみたいに
元の言葉が連鎖するうちに
不正確に変化して
私にはもはや
解読できない呪文にしか
聞こえませんことよ

2016/04/15

空々しい言葉はいらないわ



「病になったら治しましょう 
希望と勇気を持てば大丈夫
私達が必ず治します。
日本の医学界は日進月歩なんですから
薬でもなんでも先進医療なんですからね」

なんて嘘

中身が空洞の言葉を静かに聞く

薄っぺらいお言葉に

ありがとうございます
と言わなきゃならないなんて

2016/04/12

イシイの甘栗のおまけ「くりわり君」

母の大好物「イシイの甘栗」が届いた
なんと1.2キロの大袋
母と私は等分割した
とにかく栗好きな母は夕食より栗という感じで
よく食べるので最初に半分にしておくのだ

以前は栗を割るのが大変だったが
この「イシイの甘栗」には便利な
「くりわり君」がおまけで付いてくる
今回は3個も入っていた
いつも 贈って頂くたびに入っているので
もう数十個台所の引き出しに入っているのだ

天津甘栗専用とまで明記された
くりわり君は「君」と言うからには男子だろうに
本体を水色にしないところに又好感が持てる
考案した方はどんな方だろう

甘栗を今日は何個食べようとかと
目覚めた時から考えている

2016/04/11

難儀なことになりそうだ

今まで 難儀な事がそう多くなく

生きてこれたのは 

ただただ

運がよかったのかしらね

難儀って降りかかるらしいから

その火の粉から逃れるためにも

しっかり防御して眠ります

目を開かなければ 

見ないで済むから このままじっと臥せます

巻き添えは ご勘弁




2016/04/10

雨夜の星たち

雨夜の星は どこかしら?

星が見えなくても ひるまないわ

夜空を流転しているって思えば安心よ


毎夜 天空を見上げた何人もの人達から

願い事をかけられた星たちは

気が重いでしょうね


ただ弱弱しく

光ってくれているだけでいいから

闇の中に吸い込まれないで下さい




2016/04/09

先ずは、言い出したあなたからよ


私は鳴かない家猫ですからね この首に鈴をつけたいなら どうぞ怖がらずにいらしてください 
勇敢なネズミならできるはず
「言うは行うより易し」
っていうことわざご存じかしら?
私はたじろぎませんよ 先ずは言い出した方からどうぞ鈴をお持ちになってみて