2012/09/29

千里眼をつぶる



両手が塞がり 両足も塞がると

均衡を保ちながら 

前に進むのは 難儀です

きわめて大切なものを 手放せば 

はるか 千里先の出来事を 見通せるかな

目をつむり 心を閉ざしていると 

一寸先も見えません







2012/09/27

日記画 11年目の始まりを迎えた


  毎日 一枚の日記画をつけ始めて 10年が過ぎた

  ただただ嬉しかった日やおいしいものを頬張った日

  月が満ちた日や 毒を吐く人に出会った日など

  記録してみると 日常のささやかな事ばかりだが

  過ぎ去った昨日は 彩り豊な絵空事となり

  真っ白な今日の日記画へと繋がっている

  今日は虫たちが寒さを恐れて 地中に掘った穴に

  姿を隠す「蟄虫坏戸」の日だ もう少しで 十五夜。

2012/09/08

軽業師

玉乗りは
中心点が ずれてしまうと 
うまく回れないんだよ。
足をとられてしまうからね。

三角乗りだって
足が滑ってゆくよ。

どっちにしても、足元が大切だってことだ。
前に進むには
転倒しない 足場を固めるのが 
大切ってことなのね。

そんなこと、子供の時から知っているけど
お祭りの軽業師は
紐や玉や箱の角を
いとも簡単に、歩くじゃない

足場が無いほうが見ていてワクワクするよ。


2012/09/07

群雲が去ったら 戻ってきてね


心に太陽エネルギーを注ごうと
日光浴させていたら

急に群雲に隠されちゃって
充電途中だった心たちが
慌てちゃって

好奇心 
恋心 
愛国心 
関心 
絵心 
向上心
乙女心 
平常心 
が行方不明になっちゃった


2012/09/05

沈むと見える 海の中



心奪われ 溺れないように 静かな海で
泳ぐ練習してみます


手遅れにならないうちに 
後で悔やんだりしないように

あなたの溜め息でぱんぱんの

浮き袋に針を刺す

2012/09/04

飛びたい鳥とおせっかいな二人



飛びたい鳥が いました

飛ばせたくない 
おせっかいな二人は
「あなたのためよ 飛ぶのはおやめ」
と羽や尾っぽをつかみます

「風に乗りたいだけなんだ 離してくれ」と
何回も鳥は お願いしましたが

おせっかいな二人は
「この善意が伝わらないような鳥は
 天空では受け入れてもらえないのよ」

といつまでも 七色の羽を押さえ とうとう
大地に植えてしまいました